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 紀の川市の演歌歌手、宮本静さん(写真)が6月24日(水)、CD『我が名は青洲』をユニバーサルミュージックから発売する。歌手活動を始め、5年目で念願のメジャーデビュー。宮本さんは「やっとスタート地点に立てました。和歌山の良さを歌で全国に発信したい」と決意を新たにする。

 2010年に初のオリジナル曲『あんたの済州島へ』を引っさげ、活動を始めた宮本さん。『黒江からころ為の女』、かつらぎ町天野が舞台の『天野の恋塚』など、和歌山にちなんだ曲を多数歌い、県内外のイベントでパワフルな歌声を披露している。

 メジャー第1弾の『我が名は青洲』は、昨年7月に和歌山市の音楽会社ミュージックマート・エンタテインメントから発表した同曲を収録し直した。江戸時代に世界初の全身麻酔による乳ガン摘出手術を成功させた医師、華岡青洲の生き様を題材に、凛(りん)とした男歌を、原曲よりキーを2音上げ、カラオケで歌いやすくアレンジした。

 宮本さんは「自分のふるさとを歌った曲が全国発売になり、とてもうれしい。魂を込めた歌で全国ヒットを目指したい。これからが勝負です」と先を見据える。

 1300円。6月28日(日)午前11時と午後2時、紀の川市西野山の青洲の里でお披露目コンサートを行う。無料。

(ニュース和歌山2015年6月20日号掲載)