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 和歌山大空襲から今年で70年。県第九合唱団は7月12日(日)に和歌山県民文化会館大ホールで開く「夏の大合唱─ミート・ザ・オーケストラ」で、フォーレの『レクイエム』を歌う。同団は「節目の年、戦没者への追悼、戦争を二度と繰り返さないとの平和への思いを歌声で届けられれば」と意気込んでいる。

 国内外で活躍する指揮者の藤岡幸夫さん(写真 この記事の上)、藤岡さんが首席指揮者を務める関西フィルハーモニー管弦楽団を迎えて行う夏恒例の演奏会。今年は公演日が和歌山大空襲があった7月9日に近いことから、モーツァルト、ヴェルディの作品と並び、三大レクイエムに数えられるフォーレの名曲を選んだ。半年間、練習を重ねてきた団員約100人が歌声を響かせる。

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 合唱の前には、和歌山市出身のヴァイオリニスト、寺下真理子さん(写真 この記事の下)と、関西フィルがモーツァルトの歌劇『魔笛』序曲、ブルッフの『ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調作品26』を披露する。寺下さんは2月にメジャーで初めて発表したCD『アヴェ・マリア』が高音質音楽配信サイトで売上1位を獲得するなど注目の演奏家だ。

 午後3時開演。S席5500円、A席4500円、学生2000円。県文、宮井平安堂ほかで取り扱い。音楽愛好会フォルテ(073・422・4225)。➡抽選でA席にペア3組を招待。応募はニュース和歌山本紙6月20日号参照。

(ニュース和歌山2015年6月20日号掲載)