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 公職選挙法の改正で選挙権が20歳から18歳に引き下げられたのを受け、和歌山市新庄の県立和歌山高校3年の生徒たちが7月13日、模擬選挙を体験した。小畑順司教諭は「来年の参院選から投票できる世代。選挙を自分のこととして考え、投票へ行くきっかけにしてほしい」と願っている。

 これまで小学生向けに選挙の大切さを伝える授業を開いてきた県選挙管理委員会が、初めて高校生向けに企画。政治経済の授業を選択する18人が受講した。

 生徒たちは、投票日までの流れと投票所での手順を聞き、立候補者や政党を選ぶ際、各家庭に配られる選挙公報、街頭演説、インターネットなどで調べられることを学んだ。次に前回の参院選の選挙公報を見て、実際に使われている投票箱へ投票した。

 井堰千夏さんと吉川千優(ちひろ)さんは「模擬選挙では知っている名前を選びました。選挙公報を読んで、投票に行かないといけないと思った」、左畑怜さんは「投票に時間がかかると聞いたことがありました。体験するとそうでもなかった。知らない政党もあり、適当に決めず、ちゃんと調べて投票したい」とにっこり。

 県選管の泉俊輔さんは「みんなの1票が社会を動かす。自分の意見を持って、これからの社会を考えて投票に行ってほしい」と呼びかけていた。

写真=投票箱に1票を投じる生徒たち

(ニュース和歌山2015年7月18日号掲載)