和歌山市のヴァイオリニスト、北島佳奈さん(写真 この記事上)が「0才からのコンサート わたしたちの町の世界に1つだけの音楽会」を8月22日(土)午後2時、同市西高松の県立図書館2階で開く。乳幼児連れでも楽しめる演奏会で、3回目の今回、夢や希望を持って努力している人たちとステージ上でコラボする時間を初めて設ける。北島さんは「ステージで放たれた夢や希望のパワーを共有し、音楽の持つ力を実感してほしい」と願う。
3月に初のCD『ソレイユ』を発表した北島さんは、文化や芸術活動による地域づくりを支援する財団法人「地域創造」の登録アーティストとして、2012年から全国でリサイタルを開く。訪れた各地域では小学校などを回って演奏を披露する一方、〝夢アンケート〟と題して子どもたちに将来の目標を書いてもらう。リサイタルでは、集まった夢をスクリーンに映しながら、北島さんがヴァイオリンを奏でる。
地元で開く「0才からのコンサート」は、客席にベビーマットを敷いて観客を出迎える。来場した子どもたちに北島さん手作りのマラカスをプレゼントし、一緒に合奏する時間も設ける。曲目の1つ、プロコフィエフのヴァイオリンソナタは、北島さんオリジナルのシンデレラストーリーを語りながら演奏する。
今回、新企画として、夢や希望を抱き、それをステージで発表してくれる人を募集。楽器演奏、歌、踊り、武道の形、作文の朗読、書道など内容は自由で、パフォーマンスに合わせて北島さんが演奏する。「一生懸命になれるものへの大好きな気持ちはだれにも負けないという方に応募してほしい」と北島さん。応募に年齢は問わない。8月15日締め切り。参加無料。
音楽会入場は1000円、小中学生500円、未就学児無料。北島さん(officekanon37@gmail.com)。
写真=昨年の音楽会
(ニュース和歌山2015年7月25日号掲載)