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 地域活性化の原動力となる起業家を育てようと、和歌山市寄合町の岡会計センターが9月、創業スクールを開く。昨年行ったベーシックコースに加え、女性起業家コースと第二創業コースを新設。岡京子社長は「店を持ちたいけど足踏みしている女性、引き継いだ事業を発展させたい後継者、退職したシニアら、夢実現への一歩を踏み出しましょう」と呼びかけている。

 中小企業庁の地域創業促進支援事業を和歌山県内で唯一受託し、昨年に引き続き開講するスクール。3~4ヵ月かけ、起業に必要な経営知識を学び、最終的にビジネスプランを完成させ、創業へとつなげる。昨年受講した主婦や会社員、農家ら22人の中には、既にスーパーの移動販売事業や、独身男女の出会いを支援する婚活事業を立ち上げたメンバーがいる。

 新設する女性起業家コースは、アパレル店創業者や中小企業診断士ら女性が講師を務め、女性目線で起業のノウハウを伝える。第二創業コースは、先代から受け継いだ事業の転換や新分野へのチャレンジを目指す後継者が対象。経営課題の分析、資金繰り、資金調達などの方法を指南する。岡さんは「創業、ベンチャーと気張らず、小さなお店の開店や、ちょっとした夢の実現を目指す人にも来てもらいたい。同じ創業の夢を持つ仲間に出会えます」。

 体験説明会は8月29日(土)午後2時、和歌山市三沢町の中央コミュニティセンター。無料。ベーシック、女性起業家コースは9月~11月に全15回で1万800円。第二創業コースは10月~12月に全9回で5400円。各30人。詳細は「わかやま創業スクール」HP。

写真=22人が参加した昨年のスクール

(ニュース和歌山2015年8月1日号掲載)