お坊さんと一緒に座禅や写仏しませんか──。紀美野町吉野の医王寺は小学生対象の「夏休み１日 一休さん体験」を8月24日（月）に開く。寺での修行体験に加え、すぐ前を流れる貴志川で川遊びも楽しむ。橋本真人住職は「感謝と慈しみの心を育てると共に、自然のすばらしさを伝えられれば」と願う。
真言宗の寺院で、高野長峰霊場第３番札所の医王寺。２００５年から毎年、地蔵盆が行われる８月24日に「子ども寺子屋」と題して、僧侶から仏様についての話を聞いたり、数珠作りに取り組む機会を設けてきた。
11回目の今年は高野山開創１２００年を迎えたのを記念し、「一休さん体験」に名称を変更。当日、午前中は座禅で心を落ち着かせ、自分自身を省みる時間を持つほか、住職による説教がある。午後は文部科学省の環境教育リーダー資格を持つ僧の指導を受けながら、貴志川で自然に触れる。「地元でも川で泳いだことのない子は多い。自然の中で生き物にふれることで、命を大切にする心を育みたい」と橋本住職。
午前９時～午後４時。５００円。宗教や宗派は問わない。希望者は医王寺（０７３・４８９・３１５９）。8月20日締め切りだが、先着15人。なお、中学生はボランティアスタッフとして無料で参加できる。
（ニュース和歌山2015年8月1日号掲載）
