子育てや求職中の母親を対象にした「女性の働き方講座」が9月３日、和歌山市三沢町の中央コミュニティセンターで開かれた。人材派遣などを行うキャリア・ブレスユーが企画。同社は「女性は出産などライフイベントが多く、それらを見越して自分のやりたいことを見つける機会になれば」と話している。
中小企業庁「地域中小企業・小規模事業者人材確保等支援事業」を受託した同社が、女性の就労支援に取り組む母親グループ、ホッピングの協力で実施。ワークライフバランスアドバイザーの布谷由美子さんを講師に、約10人が学んだ。
参加者は、これまでの経験やその中で学んだことを振り返り、自分の強みや弱みを理解する自己分析を行った。布谷さんは「生活者の視点や考え方、人脈をもつ女性を雇用する企業は増えている。能力を生かしてほしい」と語った。受講した松原民恵さんは「過去の自分を振り返ると見えてくるものがあった。これからの自分や何のために働くのかを考えるのに役立てたい」と喜んでいた。
なお、女性のための合同企業説明会が9月15日（火）午前11時～午後３時、同市中のイオンモールで開かれる。製造業や飲食店、介護施設など約20社が出展。ホッピングスタッフが希望にあった業種を紹介する。適職診断コーナー、見守り保育者付きのキッズエリアもある。キャリア・ブレスユー（０１２０・２８１・０７５）。
写真＝「女性ならではの能力を生かして」と布谷さん（右）
（ニュース和歌山2015年9月12日号掲載）
