1854年創業の老舗製茶会社、玉林園(本社・和歌山市出島)の人気商品、グリーンソフト。和歌山県民のソウルフードとも言えるこの商品が飴(あめ)になって登場した(写真)。同社は「抹茶味でなく、グリーンソフト味の飴なので、少しミルクっぽい味になるようこだわりました。おみやげ用にぜひ」と話す。
世界初の抹茶入りソフトクリーム、グリーンソフトの誕生は1958年。甘さ控えめで、後味がすっきりしており、半世紀以上にわたり愛され続けている。和歌山を代表するこの和風スイーツは、今月からの紀の国わかやま国体では6競技の会場で選手や関係者らにふるまわれる。
新発売のグリーンソフト飴は、「新たなおみやげになる商品を」と取り組みを進める中で商品化した。製造は京都市の老舗、大文字飴本舗に依頼しており、緑を基調にしたパッケージにはおなじみのアヒルのキャラクター、グリンちゃんを描いている。
7月26日に発売し、根強いグリーンソフトファンの口コミや、インターネットの交流サイト、フェイスブックで知った人たちが買い求め、1ヵ月で500袋以上が売れる人気ぶりだ。1袋302円。直営グリーンコーナー5店、産直市場よってってイオンモール和歌山店などで取り扱い。
同社は「現在、グリーンソフト味のロールケーキのほか、焼き菓子なども開発中です。今回の飴に続き、おみやげ用の商品もどんどん出していきたい」と意気込んでいる。
(ニュース和歌山2015年9月12日号掲載)