2015112103_award

 学生社長として活動する和歌山大学観光学部2年の小幡和輝さん(写真中央)が10月、大阪で行われた「みんなの夢アワード」(公益財団法人みんなの夢をかなえる会主催)学生版でグランプリに輝いた。小幡さんは「起業した経験が夢につながっている点が評価された。和歌山から日本を盛り上げていきたい」と話している。

 小中学時代に経験した不登校をバネに、高校時代に会社を立ち上げた小幡さん。現在は大学へ通いながらイベントや講演会の開催、企業に学生を紹介するサイトを立ち上げ、今春には学生起業家のプレゼンテーション大会世界大会に日本代表として出場した。

 夢アワードは全国の学生がそれぞれの夢を発表し、審査員や来場者の投票で日本一を決める。書類選考の予選を通過した5人の1人に選ばれた小幡さんは、自ら企画した講演会のチケットを手売りで完売させた経験を話し、「人間関係が緊密な和歌山だからこそ実現できた。和歌山での活動を通じ、『何かを実現するには東京』とのイメージを打破したい」と語った。

 今回の優勝で、来年2月に開かれる全世代を対象とした「夢アワード」セミファイナリストとしての出場権を獲得した。小幡さんは「日本一を目指し、今後も新たな活動の展開と自己成長をしていきます」と意気込んでいる。
(ニュース和歌山2015年11月21日号掲載)