国際親善協会が毎年海外で開いているジャパンウィークが10月22日〜26日、フィンランドのヘルシンキであり、和歌山から唯一、ダンススタジオのぽこ・あ・ぽこ(岩出市)が参加。オリジナルの和風タップダンスをフィンランドの人たちの前で披露した。
ジャパンウィークは、日本の芸術、文化団体が海外で発表を行い、日本への理解を深めてもらう催し。ぽこ・あ・ぽこは7回目の参加で、田中美和代表はじめ、寺澤久美子さん、西河千穂さんら3人がフィンランドへ赴いた。22日に500人が集まった満席のサヴォイシアターに出演。『鞠と殿様』『弁慶よさこいODOROLAYO!』『紀州つれもて音頭』の3曲を和風タップで踊った。観客の期待や関心が分からず、出演前は不安だったが、ステージを進めるにつれ、観客の視線に熱がこもり、最後には大きな拍手と声援を受けた。
翌日には踊りを通じ地元の小学生と交流した。下駄と踊りに使う鳴子を持参すると、子どもたちは見慣れない下駄に興味津々。オリジナルの振り付けをこらした『紀州つれもて音頭』を約100人の子どもたちと一緒に踊った。田中さんは「音楽とダンスは言葉が通じなくても通い合えるのが良いところ。来年のベルギーもまた参加したい」と話していた。
(ニュース和歌山2015年12月12日号掲載)