海南市は12月11日、ドライビング・スクールかいなんを運営するエース産業と災害支援などの協力に関する協定を結んだ。
協定は、災害発生時に同市且来のドライビング・スクールかいなんにある施設や設備を活用する内容。標高が高い立地を生かして避難場所にするのをはじめ、合宿生対象宿舎を避難者の宿舎として利用する。また、大型車から普通車まで100台以上にのぼる教習車を輸送などに使う。
協定式は市役所で実施した。神出政巳市長とエース産業の堀川直行社長が協定書に調印した。堀川社長は「このような協定を結ばせていただきスタッフ一同ありがたく思っています。災害時には市と連携をとり、地域の皆さんの安全確保に最大限取り組みます」。神出市長は「南海トラフ地震に備えてハード、ソフト両面で準備を進めている。市役所だけでは対応できない部分もあり、協定は心強いです」と喜んでいる。
写真=協定書を示す堀川社長(左)と神出市町
(ニュース和歌山2015年12月19日号掲載)