地域文化を盛り込んだ正月イベント開催を目標に、子ども同士で企画や運営、宣伝を体験する連続講座「きみも子どもプロデューサーになろう
!」が15日(土)、和歌山市民会館で始まる。指導する岡本伸子さんは「お城や神社、町名、お祭り、食と、昔から伝わる〝わかやまカルチャー〟を子どもたちが同世代に伝える珍しい試みです」と目を輝かせる。

 同館は昨年、子どもたちが歴史や伝統文化にふれる講座「わかやまカルチャー★キッズ探偵団」を発足。妖怪をテーマにしたワークショップ2016108_kids、中華そばや加太の鯛、布引大根など特産品や地名を盛り込んだご当地かるたを使って合戦(写真)を行い、合わせて40人が参加した。

 第3弾の今回は全4日間で、子どもたちがイベントの計画から運営まで手がける。初回はグループ別にチーフプロデューサーを決めて企画会議を行い、2回目以降はチケットやチラシの製作、マスコミへの宣伝や出し物の練習に励む。

 岡本さんは「子ども自身がアイデアを出し合い、どうすれば客が喜んでくれるかを考え、協力する体験型コミュニケーション。達成感やたくさんの人とかかわる喜びを感じてもらいたい」と望んでいる。

 15日と12月3日(土)午後1時半、1月13日(金)午後6時。本番は1月14日(土)。いずれも同館4階。小3〜中3対象で1000円。希望者は同館(073・432・1212)。

(ニュース和歌山2016年10月8日号掲載)