絵本の読み語りに合わせてアコーディオンを奏でるイベント「くらとくりでぐりとぐら」が、山の日の8月11日(木)午後6時、紀美野町西野のくらとくりで開かれる。読み語りをする同町の愛羽ミイコさんは「森での物語を描いた『ぐりとぐら』の世界を里山の自然の中で堪能して。心地よいアコーディオンの音が重なり、絵本の世界に引き込まれるはず」とほほ笑む。
学生時代に児童文学を学んだ愛羽さんは27年前に読み聞かせを始め、現在は保育所や小学校、高齢者福祉施設を回る。3年前にボタン式アコーディオン奏者、みずのまりもさんの演奏を聴き、「懐かしくも温かい音」にひかれ、コラボレーションすることになった。
愛羽さんが『ぐりとぐら』『ちびゴリラのちびちび』『おおきなかぶ』の物語を、大型絵本や、人形が付いたエプロンを使って語り、みずのさんが場面に合わせて曲と効果音を演奏する。みずのさんは「物語から受けたインスピレーションで曲を作りました。口ずさんでもらいやすいメロディーです」。読み語りの後、みずのさんのコンサートがあるほか、額に入れた『ぐりとぐら』の切手10枚を展示する。
2000円、小学生1000円、未就学児500円。希望者は愛羽さん(073・494・3702)。
写真=愛羽さん(左)とみずのさん
(ニュース和歌山2016年7月30日号掲載)