楽しみながらストレッチと筋力トレーニングに取り組むエクササイズ〝ファン・フィットネス〟の教室を県立体育館や県立武道館で担当する和歌山市のＭＡＹＵＫＯさん（42）。６月には太極拳やヨガ、ピラティスなどを組み合わせたトレーニングプログラム「ボディーアート」のインストラクター資格を近畿で初めて取得した。「自立して生活できる健康寿命を伸ばすためのサポートが私の役割。運動後、心と体のスマイルを持ち帰ってもらえるよう頑張りたい」と笑顔を見せる。
健康寿命延ばすお手伝い
埼玉生まれのＭＡＹＵＫＯさんは結婚２年目の２００２年、夫の故郷、和歌山へ移り住んだ。12年、子ども連れで通えるエクササイズ教室が見つからず「それなら自分で開こう」と一念発起。書店で偶然手に取った本で韓国生まれのエクササイズ、フィギュアロビクスを知り、同年、日本初の指導者試験に合格した。
２年前には中高老年期運動指導士資格も取得。現在はファン・フィットネスと名付けたエクササイズの教室を和歌山市や紀の川市の公的施設で担当し、市民の健康増進に一役買う。
ドイツ発祥で、20ヵ国以上で広まるボディーアートとの出合いは昨年夏。東京で開かれたスポーツ・健康産業総合展示会でチラシを見つけたのがきっかけだった。呼吸に気を配りながら、ゆっくりとした動きが基本となる運動でインナーマッスル（骨の近くにある筋肉）を鍛えられるのが特徴。「フィギュアロビクスもそうですが、年齢や筋力などそれぞれに合わせて取り組めます。みなさんの健康維持はもちろん、健康に関する意識向上のお手伝いをしてゆければ」と張り切っている。
ボディーアート体験教室が９月18日（日）午後４時、和歌山市中野のジストスポーツクラブで開かれる。１０８０円。申し込みは８月31日から同クラブ（０７３・４５４・２０８０）で受け付け、先着50人。また、夕日を背にフィギュアロビクスを行うイベントをあす28日（日）午後６時から片男波海水浴場で実施。１０００円。申し込み不要。このほかの活動は「木山真由子」フェイスブック。
（ニュース和歌山2016年8月27日号掲載）
