和大附属小6年 遠藤詩華さんは1位

   砂糖で作るシュガーアートの全国コンテスト「日本シュガーアートコンペティション」が8月13日と14日、東京で開かれ、和歌山市楠見中の教室ル・シュクリエに通う和歌山大学附属小学校6年の遠藤詩華(うたか)さんが小中学生部門の最優秀賞に輝いた。同教室からは遠藤さんを含め、4人が入賞を果たした。

 小学3年から毎年出品し、初入賞が最優2016090389_sugarr秀賞となった遠藤さんの受賞作は「My dream shop」(写真下)。「去年は服を作るアトリエがテーマだったので、今年はその服を売るお店にしました」。商品を選ぶ2体の人形は自分自身と友人がモデル。Tシャツや小物が並ぶ商品棚は、奥の柄まで食用色素を使って丁寧に手描きした。「一つひとつのパーツを去年より細かく作れました。夏休みはほぼ毎日、朝から夕方まで作っていたので、超うれしい」と笑顔を見せる。

 優秀賞は、和大附属小学校5年の林優花さんと近畿大学附属和歌山中学校3年の濵詰花梨(かりん)さん。林さんの作品「アマゾンの女王」は、上段にやりを持ってどっしり座る女王とジャガーを配置した。「人形より時間がかかりました」と話すのは下部側面の額。熱帯雨林の花や鳥、チョウを描いた。  一方、バレエも習う濵詰さんは、4月の発表会で披露した「くるみ割り人形」からイメージをふくらませた「雪の精2016090389_sugarart」で受賞。ステージを照らしたのがブルーライトだったことから青を基調にし、上段を衣装とティアラが飾る。「衣装の胸の部分、飾りのデザインが気に入っています」とにっこり。

 楠見中学校2年の甲斐澪さんは、〝祝福〟を意味する「Blessing」と題した作品で3位に当たる佳作に。ピンク色のクマのぬいぐるみを中心とし、「ほわほわした感じを出すための5つの風船はゼラチンを材料にしました」。かわいらしい作品で5年連続の入賞を果たした。

写真上=前列左は林さん、右は遠藤さん、後列左は濵詰さん、右は甲斐さん

写真下=遠藤さんの受賞作品

(ニュース和歌山2016年9月3日号掲載)