日本美術院の「再興第101回院展」が12日(水)~18日(火)、大阪市の大丸心斎橋店北館14階イベントホールで開かれる。県内から、同人(審査員)の清水達三さん、清水由朗さんのほか、入選者6人の作品が並ぶ。
1898年に始まり、岡倉天心の渡米で一度途絶えたが、1914年に横山大観らによって再興された院展。今展は同人の作品をはじめ、招待、受賞作品などが並ぶ。清水達三さんは和歌山と三重の県境の熊野灘を描いた「潮騒」(写真)を出品した。清水由朗さんの作品は「天文時計」。チェコ・プラハにある時計塔をモチーフに描いた。県内の入選作は岩本京子さん「boutique」、近江友紀子さん「ブティック」、角野千佳子さん「冬の記憶」、清水薫さん「目醒め」、鈴木薫さん「刻(とき)」、南口みどりさん「無人駅」。
午前10時~午後8時(最終日5時半)。700円、大高生500円、中学生以下無料。
(ニュース和歌山2016年10月1日号掲載)