城撮影看板 和歌山城の御橋廊下を望むけやき大通り南側歩道に、「和歌山城の撮影ポイントです」と書かれた看板が立つ。現在進められている歩道拡幅工事を請け負った和歌山市の福嶋商会が12月初旬に設置したところ、日本人はもちろん、中国人観光客らが足を止め、城をカメラに収める姿が見られる。同社の垣内泰治さんが「市内有数の観光地を写真に残してもらおうと、ぱっと見て分かりやすいように」と考えた。

 歩道工事は9月にスタート。一の橋から西の丸広場まで300㍍が狭いため、堀側の植栽を撤去し、70㌢ほど広げる。

 和歌山城の撮影ポイントは城の案内地図に3ヵ所記載されているが、いずれも現地に表示はなく、このうち1ヵ所に同社が看板設置を提案した。中国語、英語、韓国語でも表記。垣内さんは「観光地で仕事をさせてもらっているので、何か役に立てないかと文面を決め、翻訳しました。立ててから、撮影者が結構増えました」とほほえむ。

 工事は3月末完了で、看板は堀側に移す予定。

(2017年1月11日号掲載)