20170121-14a駅長見習いは「よんたま」 和歌山電鐵伊太祈曽駅に

 猫の駅長で知られる和歌山電鐵貴志川線に5日、新たな社員「よんたま」が仲間入りした。和歌山市生まれのメスの三毛猫で生後8ヵ月。駅長見習いとして週2回、伊太祈曽駅で仕事に励んでいる。

 国内外から多くの客を招いた初代貴志駅長たまが一昨年6月に亡くなり、伊太祈曽駅長だったニタマが現在、「たまⅡ世駅長」として貴志駅で活躍している。

 昨年4月、和歌山市の女性宅へ母親の野良猫に連れてこられたのが生後間もないよんたまだった。女性が保護し、里親を探していたところ、貴志川線沿線で暮らす友人が同電鐵に相談してくれた。小嶋光信社長の面接を受け、岡山市の親会社にある猫駅長訓練所へ。人見知りせず、帽子や仕事を嫌がらない点が評価され、駅長見習いに採用された。

 名前は、岡山にいる「SUN(サン)たまたま」に続く「よんたま」。水曜と木曜の午前10時〜午後4時に出勤する。

 小嶋社長は「たまが初代駅長に就任して10周年の節目に、つないでくれた縁だと感じます。教育責任者に任命したニタマの指導を受け、『頑張るニャー!』と意気込んでいます」と目を細めている。

写真=辞令を受け、「駅長見習い」になったよんたま

(ニュース和歌山2017年1月21日更新)