全国6位と離婚率が高い和歌山の女性に、自分らしい生き方を見つけてもらうための講座が2月23日(木)午後1時半、和歌山市手平のビッグ愛9階で開かれる。県男女共同参画センターが初めて企画し、心の整理の仕方、母子家庭への支援制度などを紹介する。同センターは「離婚を勧める講座ではなく、離婚で真剣に悩んでいる人に、知識や情報を届ける講座。新しい人生を切り開くお手伝いをしたい」と語る。
県内の離婚者数は2002年の2685組をピークに減少し、ここ数年はほぼ横ばい。15年は1891組と前年より23組減ったが、人口当たりの割合はこの10年間、全国10位以内と高止まりが続いている。 同センターに寄せられる女性からの相談のうち6割が、夫婦や男女関係に起因する生き方や心の悩み。中には、言葉や精神面での暴力を受けているのに、自覚がないまま悩んでいる人もいた。「離婚は男女の問題ですが、特に女性は親権を強く希望する傾向がある。再就職に不安を感じる人も多い」と同センター。
講座では、キャリアコンサルタントで産業カウンセラーの植田香代子さんが、気持ちの整理法、離婚関連の手続き、経済的自立について話す。
無料。希望者は氏名、電話番号、年代、1歳~未就学児の一時保育の有無を同センター(073・435・5245)。一時保育は12日までに申し込む。
(2017年1月28日更新)