和歌山市の中心部を流れる川の魅力と活用法を官民で考えるわかやま水辺プロジェクトは1月25日、ワークショップ「ミズベ会議」の第1回を開き、約80人が参加した。
市堀川では近年、市民団体によるカヌー体験や小型船クルーズなどが試験的に開かれており、昨年末には同プロジェクトが発足。市民の声を集めてまちづくりに生かそうと、ワークショップを企画した。
今回は内川をきれいにする会の野井和重理事が内川での美化活動や変遷、北浜水辺協議会の松本拓理事が大阪・北浜で実施されている川床「北浜テラス」の事例などを紹介後、ワークショップ形式で「和歌山市の水辺でやりたいこと」をテーマに意見交換した。
班ごとに出したアイデアをまとめて発表。「ヨーヨー、けん玉、ダンスといったストリートパフォーマンス披露の場」「川沿いにランニングコースを」「カフェやバーでくつろぎたい」といった声の中、いずれの班も「川を好きになるため、まずは川をもっときれいにすること」と水質の向上を訴えた。
相愛大学2年の前口あかねさんは「自分が生まれる前は今よりもっと汚い川だったと知り、驚きました。まちの人のたまり場になるような、人とつながれる川になれば面白いですね」と話していた。
今後、会議を重ね、水辺ロードマップを作成する。次回は2月10日(金)午後6時半、ぶらくり丁のみんなの学校。無料。希望者は紀州まちづくり舎(FAX073・425・8583、メールarea@kishumachi.com)。また、3月12日(日)午後2時にぶらくり丁でシンポジウムを開く。
写真=「和歌山市の水辺でやりたいこと」を意見交換
(ニュース和歌山より。2017年2月4日更新)