インターネット上で自由に使える地図に、地元の情報を盛り込んでゆくまち歩きイベント「マッピングパーティ」が2月18日(土)、和歌山市内で初めて開かれる。企画する和歌山県情報化推進協議会事務局の山本智子さんは「生活者目線でのまちの魅力をまとめ、世界に発信できる。観光に役立つだけでなく、参加者にとっても地元の良さを再認識できる機会になります」と力を込める。
和歌山県内の報道や通信会社、行政機関が集まり、情報の利活用法に関する調査研究や、安全な利用の啓発を行う同協議会。マッピングパーティは、インターネット上でだれでも書き込めるフリー百科辞典「ウィキペディア」の地図版「オープンストリートマップ」を使い、和歌山の情報を地図に落とし込むワークショップで、地元の魅力を世界に発信できる。和歌山県内ではこれまで、橋本市や御坊市で行われてきた。
今回は、和歌山城と市堀川の2チームに分かれて歩く。ガイドの解説を聞いて写真を撮り、石碑の文字を読んで調査するほか、市民に人気の飲食店なども取材する。後半は裏付けの弱かった情報を和歌山市民図書館で調べ、オープンストリートマップやウィキペディアに書き込む。
山本さんは「観光地の情報はインターネット上に豊富ですが、地元のコアな情報は少ない。情報を書き込む人が増えれば内容が充実し、利用者が増えていくはず」と描いている。
午前10時15分に和歌山市民図書館集合。無料。昼食、パソコンまたはタブレット端末持参(貸し出しあり)。希望者は住所、氏名、メールアドレス、電話番号を同協議会(073・428・2688FAX兼、info@wida.jp)。15日締め切りで先着25人。
写真=「地元の良さを再発見しましょう」と山本さん
(ニュース和歌山より。2017年2月11日更新)