増える外国人観光客により的確に対応するため、和歌山バスは8日、JR和歌山駅構内のバス案内所にタブレット端末を導入。翻訳機能や地図を活用し、乗り場や乗車方法、運賃、時間、さらに観光スポットを案内するサービスを始めた。
英語、中国語、韓国語をはじめ約30ヵ国語対応の音声翻訳アプリを採用。タブレットに話しかけるか入力すれば翻訳される(写真)。また、10ヵ国語対応の電話通訳サービスを取り入れ、複雑なやりとりは外国人と通訳オペレーターが直接会話する。
和歌山市で宿泊する外国人観光客は2016年度は15万人を超え、一昨年の1・5倍。特に中国本土や香港、韓国からの旅行者が増えた。
案内所は昨年末に中央改札口前に移転して以来、外国人だけで1日15〜20人が訪れる。担当の池本由佳さんは「和歌山城や紀三井寺、マリーナシティについてよく聞かれます。タブレットを活用し、お客様が何を求めているのかをつかみ、対応したい」と話している。
(ニュース和歌山より。2017年3月25日更新)