江戸期の和歌浦を感じてもらおうとニュース和歌山は10月、和歌山市の和歌浦地区でウォークイベントと、江戸時代の地誌書『紀伊国名所図会』を使った塗り絵体験会を実施します。

江戸期の和歌浦 感じるイベント

 ウォークは7日(土)午後2時に玉津島神社集合。奠供山(標高35㍍)に登った後、観海閣、和歌浦天満宮など約3㌔を歩きます。名所図会に色をつけ解説を加えたニュース和歌山発行『和歌浦の風景』で、解説を手がけた同市立博物館長の額田雅裕さんが、江戸時代と現代の風景を見比べながら、歴史や見どころを案内します。定員20人。

 塗り絵体験会は12日(木)午後1時半から、同市和歌浦中の純喫茶リエールで開催。『和歌浦の風景』で彩色を担当した同市の芝田浩子さんを講師に、「東照宮」「紀三井寺」など白黒の名所図会を色鉛筆で塗り分けます。芝田さんは「塗る過程で、描かれている人物の意外な表情を発見する楽しさがある。絵の中の世界へ入り込み、当時を追体験してほしい」と話します。定員10人。

 なお、4日(水)〜16日(月)にはリエールで展示会「和歌浦の風景〜江戸時代の紀州を訪ねて」を実施。江戸時代の和歌浦が生き生きと再現された『和歌浦の風景』の作品が、明治期の和風建築である店の随所に並びます。

 ウォークはリエールのドリンクチケット付き800円、塗り絵は特製スイーツ付きで1500円。「ウォーク」「塗り絵」どちらを希望か明記の上、参加者全員の住所、氏名、年齢、性別、当日つながる電話番号をニュース和歌山へ郵送(〒640・8570住所不要)かFAX(073・431・0498)、メール(ad3
@nwn.co.jp)でお申し込みください。9月27日(水)必着。応募多数の場合抽選で、当選者に参加券をお送りします。ニュース和歌山(同433・4883、午前9時半〜午後6時、土日祝休み)。

写真=名所図会の風景と見比べよう

(ニュース和歌山/2017年9月16日更新)