マイナンバーカードで個人情報を確認できるサイト「マイナポータル」。和歌山市は10月23日、閲覧用パソコンを市役所や和歌浦支所など12ヵ所に配置した。海南市は7月の1台を皮切りに、現在は4台。岩出市、紀の川市も準備を進めている。
サイトは7月に国が開設。マイナンバーカードがあれば、パソコンから税金や社会保障に関する自分の情報、また、行政機関同士が個人情報をやり取りした履歴を自宅パソコンでも見られる。利用にはカード読み込み装置が必要なため、和歌山市は装置やパソコンを持たない人に対応した。
今後、医療や子育て、介護、年金など社会保障にかかわる情報提供や申請に順次対応予定。まず、保育施設利用や児童手当て受給申請など子育て関連から充実させる。
本紙配布4市のカード申請率が1割未満の中、和歌山市と海南市はコンビニで住民票などを受け取れるサービスを今年始め、利便性を高める。和歌山市共通番号調整課は「各種申請がパソコンからできるようになれば発行が進む」とみる。
(ニュース和歌山/2017年10月25日更新)