和歌山市北中島の宮前小学校では毎朝、若手教員を中心にスポーツを指導する「朝の運動」が行われている。6月5日は1〜6年の約40人がボールを使った運動を楽しんだ。辻本直希教諭は「ボール1つで様々な遊び方があることを知ってもらえた。身体を動かす楽しさを感じてほしい」と望んでいる。

 4年前から若手教員有志が始業前に開く朝の運動。ミニバスケットボールや陸上競技と様々なスポーツを曜日ごとに行っており、児童約100人が登録する。月曜は体育大学でレクリエーションを学んだ辻本教諭が、学年を問わず楽しめる運動を指導している。

 この日は、運動会の玉入れ用の球で、ボール遊びを体験。腰の周りで両手を使って球を回し、投げ上げるところから始めた。続いて、球が浮いている間にターンしてキャッチしたり、投げ上げた球を背中でつかんだりと難度が上がっていき、児童は夢中になって、何度も挑戦していた(写真)。

 1年の大迫莉久くんは「うまくキャッチできてうれしかった」、3年の宮崎莉世さんは「ボールを投げ上げている間に何度も手をたたけました」と笑顔。3年の佐藤巧人くんは「先生のように高くまで投げられるようになりたい」と目を輝かせていた。

(ニュース和歌山/2017年6月10日更新)