北朝鮮がミサイル発射実験をくり返す中、国が弾道ミサイル落下時の行動指針を示し、和歌山県や和歌山市、海南市などがホームページで注意を促している。

 ミサイルが日本に落ちる可能性があれば、Jアラートという警報システムが起動し、防災行政無線でサイレンが鳴り、メッセージが流される。国は「屋外にいれば、頑丈な建物や地下街へ避難し、建物がなければ、物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守る。屋内なら、窓から離れる」よう指示。近くにミサイルが落ちた時は、化学剤や核物質が飛散する可能性があるため、屋外なら密閉性の高い屋内か風上へ避難、屋内なら換気扇を止め窓を閉めるよう呼びかける。

 県危機管理・消防課は「ミサイルの規模や、搭載兵器は全く分からない。2016年の弾道ミサイルは約10分で沖縄上空を通過した。万一の時は指針通りに避難してください」と話している。

(ニュース和歌山/2017年6月14日更新)