ぶらくり丁の場外馬券売り場「DASH和歌山」が6月24日(土)、日本中央競馬(JRA)の馬券販売を開始する。3年前の開設に際し、地元では賛否が分かれたものの、これまで目立ったトラブルはなく、ぶらくり丁商店街協同組合の島大介副理事長は「中央競馬でどれだけ人が増えるのか分からないが、街を訪れる人が増えるのはありがたい。持ちつ持たれつの関係で、トラブルが起きないよう一緒に考えていきたい」と見ている。

 2014年開設の同売り場。姫路、園田競馬場の全レースをはじめ、大井、高知の一部レースなど全国の地方競馬の馬券を販売してきた。1日の平均来場者数は平日180人、土日140人で、懸念された治安の悪化や交通事故はなかった。利用客からJRAの馬券を希望する声が多く、地方競馬の販売システムを活用してJRAの馬券を販売する「J─PLACE和歌山」を立ち上げた。

 JRAのレースは土日のみで、年末の有馬記念を除き全て当日販売。来場者は1日750人、人気の高いGⅠレースがある日は2300人を見込む。来場者増に備え、13台の券売機を新設、警備員も増やして対応する。

 運営するキャンターの長田邦夫社長は「中央競馬の馬券を大阪まで買いに行く人もいる。JRA人気で多くの人がぶらくり丁を訪れると、地域活性化と地元貢献につながる」と期待を込める。

 DASH和歌山(0120・866・433)。

(ニュース和歌山/2017年6月24日更新)