地元食材を生かしたメニューを豊富にとりそろえる「きいちゃん食堂」が6月12日、和歌山市小松原通の県庁北別館1階にオープンした。2年2ヵ月ぶりの食堂再開で、県管財課は「職員以外も利用できるので、多くの人に和歌山の食材に親しんでほしい」と呼びかける。
開設以来、県民や職員に親しまれてきた食堂だが、一昨年3月末で運営業者が撤退。県が出店者を公募し、ぶらくり丁で飲食店「ぶらくりキッチン」を営む地元水産加工業者、フーズファイルが選ばれた。
日替わりのきいちゃん定食や弁当をはじめ、熊野牛やジビエのコロッケ、梅うどん、うめどりのチキン南蛮など地元食材を使った料理に力を入れる。水産加工業の強みを生かし足赤エビのフライ定食、シラス丼、備長炭干しさんま定食など県産魚介類のメニューも多い。
同社の大里公子社長は「おすすめは有田産太刀魚の天ぷらで食感がふわふわ。魚食離れが進む中、地元海産物の良さを伝えたい」と意気込んでいる。
午前11時〜午後2時。土日祝休み。同店(073・488・3660)。
(ニュース和歌山/2017年6月24日更新)