「お誕生日おめでとう〜」。和歌山市西浜の雑賀崎小学校で6月14日、全校児童50人と教職員、保護者が集まり、おめでとう集会を開いた。その月に誕生日を迎えた子どもたちが、台に上がって夢やがんばっていることを話し、全員が祝福する。30年以上続く恒例行事だ。

 1時間目が始まる前、みんなで『お誕生日の歌』を歌った後、誕生月を迎えた3人の写真が各担任から本人に手渡された。

 あいさつトップは3年の松本空さん。「習字の毛筆をがんばっています」とハッキリした口調で話した。続く1年の淡路七海さんは「シャトルランの記録を伸ばしたい」、4年の山野真央さんは「4月から始めたバドミントンで、スマッシュをうまく打ちたい」と語った。

 宮本信吾校長は「1人ずつ全校児童の前で話す機会を持てるのは、50人の小さな学校ならでは。自分の夢を常に意識でき、自己肯定感が高まります」と強調していた。

(ニュース和歌山/2017年6月24日更新)