大新小学校で花王社員が授業
風邪やインフルエンザが流行する季節を前に、和歌山市新大工町の大新小学校1・2年生46人が10日、花王社員から手洗い方法を学んだ。クイズや歌を交えた授業に子どもたちは大喜び。1年の溝口芽生(めい)さんは「手を組んで指の間をごしごしする方法が勉強になりました。手洗いの歌も覚えたので、今日からやってみたい」と目を輝かせていた。
短い時間で手全体を洗える方法を伝え、感染予防につなげようと、花王が全国の小学校で展開する出張授業。10日は、社員がイラストや動画で手洗いの大切さを説明した後、石けんを泡立て、手の平をこすり合わせる「お願いのポーズ」、手を重ねて甲を洗う「亀のポーズ」など6つを紹介した。
この後、子どもたちは花王オリジナルの歌に合わせて6つのポーズを実践。最後に、汚れ代わりの特殊なクリームを付けて石けんで手を洗った後、洗い残しがないかをブラックライトで見る実験をした。
1年の水畑綜司くんは「手の上をよく洗えていなかったことに気がつきました。亀のポーズは難しかったけれど、学校や家でもやってみます」とにっこり。
花王の疋田(ひきだ)真奈人さんは「お腹が痛くなったり、風邪をひいいたりしないように、家族にも今日覚えた洗い方を教えてあげてください。みんなで手洗い名人になりましょう」と呼びかけていた。
(ニュース和歌山2016年11月19日号掲載)