「和歌山県内を観光したいけれど、主な場所は行き尽くした。知る人ぞ知る場所はよく分からない」…。そんな時、スタンプラリーを活用してはいかが? ガイドブックとは一味違った魅力がたっぷり。おうちにいながらパンフレットを見ているだけで、旅行気分になれるかも?
紀泉温泉修験道 湯巡り名人へ挑戦
紀伊半島の良質な温泉を巡る。県内に広がる修験の道と重ね、各地の湯で心と体を磨き、「温泉道」を極める。和歌山市の花山温泉はじめ紀の川市の神通温泉、有田市の二ノ丸温泉、田辺市の湯の峰温泉など全54施設は、実行委員のお墨付きだ。
各施設で先達帳(200円)を購入し、ハンコを集める。1冊8ヵ所で“名人”、11冊通算88ヵ所で“先達”の称号が得られ、オリジナルタオルや手作り桶をもらえる。
「県内には細々と続く個性的な温泉も。名人を目指し、回ってみてください」(温泉プロデューサー 西口正敏さん)
紀泉温泉修験道HPかメール(m.nishi2491@gmail.com)
わかやま歴史物語 和歌山県ゆかりの偉人を知る
南方熊楠や華岡青洲はじめ、江戸時代〜近代に活躍した和歌山とつながりがある人物にまつわる28の物語をたどる。例えば井沢弥惣兵衛なら海南市の亀池や菩提寺の宗光寺、有吉佐和子の場合は小説『紀ノ川』の舞台となった九度山町の慈尊院、映画ロケ地の桃源の郷宮折耕心院(紀の川市)など。
各コース3ヵ所を回り、集めたスタンプの数で熊野牛や南高梅ほかが当たる。2022年2月28日㊊まで。
「観光っぽくないコースが特徴です。知ってるようで知らない歴史を感じてみて」(和歌山県観光振興課 舛田拓哉さん)
わかやま・まるごとスタンプラリーHPか和歌山県観光振興課(073・441・2775)
わかやま記紀の旅 周遊スタンプラリー 神話時代に思いはせ
『日本書紀』編さん1300年を機に、昨年始まった。木の国と呼ばれる由来となり、木の兄妹神をまつる和歌山市の都麻津姫(つまつひめ)神社、和歌山の名産みかんのルーツ、海南市の橘本神社といった『日本書紀』『古事記』にまつわる9ストーリーにゆかりのある神社を訪れる。
紀北と紀中・紀南で各4つのスタンプを重ね押しすると、色版画のようなイラストになる。熊野牛や桃ジュースといった名産品が当たる。3月15日㊊まで。
「小中学生でも読みやすい物語。スタンプの完成度も魅力です」(和歌山県観光振興課 松山維吹さん)
蘇りの地、わかやまHPか和歌山県観光振興課(073・441・2775)
温泉♨でしっぽりしたい人に
県温泉協会スタンプラリー
天然紀州黒潮温泉や崎の湯など県内44の温泉施設から3ヵ所を巡る。2月28日㊐まで。和歌山県温泉協会(073・441・2674)かHP。
有田温泉協会 湯めぐりスタンプラリー
有田市、湯浅町、広川町、有田川町の温泉7施設のうち2ヵ所で入浴。1月31日㊐まで。有田温泉協会(0737・23・7764)かフェイスブック。
アウトドア好きな人に
WAKAYAMA 800 3rdシーズン
和歌山県内800㌔のサイクリングロードに50ヵ所のポイント。10ヵ所以上で応募でき、パーフェクト賞もある。3月21日㊐まで。和歌山県観光振興課(073・441・2775)。
古座川ジオサイト サイクリングスタンプラリー
滝の拝や一枚岩、高池の虫喰岩など、南紀熊野ジオパークの見どころを自転車で回る。初級と初級〜中級コースがある。2月28日㊐まで。古座川町観光協会(0735・70・1275)かHP。
高野参詣道スタンプラリー
3つの参詣道「町石道」「黒河道」「京大坂道」を歩く。チェックポイントは24ヵ所。10月8日㊎まで。ヤマスタHPか伊都振興局企画産業課(0736・33・4909)。
グルメも観光もよくばりたい人に
和みわかやまっぷ
グルメや温泉、土産品のおすすめ249店舗から3店舗以上の利用で応募可。8月31日㊋まで。和歌山県観光振興課(073・441・2775)。
和歌山県道24号を巡るスタンプラリー
飲食店やみちしおの湯、白崎海洋公園など、美浜町、日高町、由良町の海岸線沿いにある12ヵ所を回り、ポイントをためる。3月1日㊊まで。日高振興局PROJECT24(0738・24・2911)。
(ニュース和歌山/2021年1月1日更新)