和歌山市松島の相互タクシーは1月25日、新型コロナウイルス感染収束を想定した上での観光研修会を実施した(写真)。
コロナウイルス感染対策を講じるタクシー業界。同社も車内に清浄機を設置し、客席と乗務員席を仕切るなどしているが、首都圏からの観光客はほぼゼロの状態が続いている。研修会は収束を迎え、観光客が増えてもすぐに対応するのが目的。今夏に予定される全国高校総合文化祭、秋の国民文化祭にも備えようと開催した。
ベテラン観光乗務員の尾花和彦さん、中村弘樹さんが講師を務め、乗客からの要望をふまえた和歌山市内の観光地めぐりのルート組み立てについて約20人が学んだ。今後、観光地で実習を行う予定。乗務員の中谷友美さんは「実際に観光地を歩いて確認し、説明できるようになりたい」と話していた。
(ニュース和歌山/2021年2月6日更新)