和歌山弁落語集第6弾
和歌山市の落語家、桂枝曾丸が落語CD『和歌山弁落語集6』を8月3日㊋に発売する(写真)。和歌山のおばちゃんが引き起こす騒動を方言で語るシリーズ。3年ぶりとなる落語集で、「その時々に世間の興味が集まったことを題材に盛り込んでいます。たっぷり笑って」とアピールする。
枝曾丸の代名詞とも言える和歌山弁落語は1999年に漫画家のマエオカテツヤさんとの共作で始めた。おせっかいで人情家のおばちゃんのキャラクターと、濃い和歌山弁が人気を集める。毎年の独演会で新作を発表しており、今回の落語集は第6弾となる。
「おばちゃん様さま」「夢のあとさき」「欲盛通販」の3作品を収録。いずれも独演会をライブ録音した。「おばちゃん様さま」は特殊能力を抱いたおばちゃんが町内会を騒がすスピリチュアルなドタバタ劇。「夢のあとさき」は、墓参りに向かったおばちゃんが懐かしい少女と出会い不思議な世界に迷い込むファンタジー落語、「欲盛通販」は、通販に夢中になったおばちゃんが次々と不要なものを買い求める噺で、枝曾丸さんは「巣ごもり時代の落語です」と話す。
2000円。ツタヤウェイ全店やルルミュージック、ローソン西高松、新堀店などで販売。桂枝曾丸HPからも可。桂枝曾丸事務所(073・474・4315)。
また、7月25日㊐午後2時半、JR和歌山駅前のJAビル2階で、和歌山弁落語と古典落語の2席を上演する「なごみ寄席」を開催。ゲストは月亭希遊。申し込み不要で2000円。同CDの先行発売も。同寄席事務局(同421・3655)。
(ニュース和歌山/2021年7月17日更新)