夏の全国高校野球選手権大会で優勝を果たした智辯和歌山高校の選手たちが9月6日、和歌山県庁を訪れ、仁坂吉伸県知事に優勝を報告した。チームを引っ張った宮坂厚希主将は「21年ぶりに優勝旗を持ち帰れてうれしい。(新型コロナウイルスの感染拡大で)甲子園での声援はありませんでしたが、和歌山からのあたたかい応援が本当に力になった」と感謝を述べた。

 初戦となった3回戦から準決勝まで先行逃げ切りで勝ち進んだ智辯和歌山。兄弟校の奈良代表、智辯学園と対決した決勝も、1回表に4点を奪うと、さらに得点を重ねて9対2で勝利し、3度目の夏制覇となった。

 報告会では、中谷仁監督が「ピッチャーの中西聖輝は、準決勝あたりからピッチングが覚せいし勝利をつかむことができました」「ショートの大西拓磨は好プレーを連発し、守備の中心として活躍してくれました」など選手18人を一人ずつ紹介した。仁坂知事は「みなさんの最大の努力が、最大の成果につながり、県民に勇気をくれた」と称賛。宮坂主将は「この経験を必ず、これからの人生に生かしていきます」と力を込めた。

写真=仁坂知事(右)から記念品を受け取る宮坂主将

(ニュース和歌山/2021年9月11日更新)