根来山で環境保全活動

 生き物がすみやすい環境づくりを目指し、わかやまNPOセンターほかは「オオムラサキ探検隊!出動!!」と題したイベントを岩出市根来のげんきの森で開く。同センターの西峰祐美さんは「日本の国チョウ、オオムラサキは大きく、特にオスはとても鮮やかな羽を持っているので、羽ばたいているところを実際に見てほしい」と願っている。

 全国のNPOや地域住民らが各地で環境保全活動を行う「セーブ・ジャパン・プロジェクト」の一環。オオムラサキは環境省、和歌山県のレッドデータブックとも準絶滅危ぐ種に指定されており、県内で最も多いと言われるげんきの森で取り組むことにした。

 活動は12月~来年7月の日曜に計5回。オオムラサキの生態や森の多様性を学び、幼虫の観察、成虫が樹液を吸うクヌギの植樹などを行い、最後に来夏、羽化した成虫を観察する。講師は根来山げんきの森倶楽部の会員が務める。

 無料、3月20日の交流会(バームクーヘン作り)は500円。小学生以上対象で、低学年は保護者同伴。申し込みは応募フォーム(https://bit.ly/3vRiZkT)から。同センター(073・424・2223)。

(ニュース和歌山/2021年11月6日更新)