和歌山電鐵貴志川線貴志駅の駅長を務める三毛猫ニタマ。執行役員から社長代理への昇進が1月5日に発表された。
岡山県で生まれ保護されたニタマは、同社の親会社、岡山電気軌道の猫駅長訓練所に入所。観光案内係を経て2012年1月、伊太祈曽駅駅長と貴志駅駅長代行を兼任するため、和歌山へやってきた。15年には、たま駅長の後継として、貴志駅駅長に就任した。その後、マネージャー駅長、執行役員ウルトラ駅長と昇進。昨夏は先代に続き、和歌山を全国に発信した功績者に県が贈る和歌山県勲功爵(わかやまでナイト)に選ばれた。
和歌山電鐵の小嶋光信社長は「世界的な猫ブームをけん引したたま駅長の後を立派に継ぎ、和歌山の観光に光を当ててくれた。また、コロナ禍で倒れそうな和歌山電鐵を支え、社長の補佐を立派に務めてくれている」と昇進の理由を話した。
写真=先代たま駅長銅像に就任のごあいさつ
(ニュース和歌山/2022年1月15日更新)