3月にコンサート
歌手の藤井フミヤさんが県内で1年ぶりとなるコンサートを3月12日㊏、和歌山県民文化会館で開催する。18都市で34公演を行うツアー「十音楽団〜青いレーベル」の一環で、小さなクラシック音楽会のような編成のライブ。このツアーと、和歌山への思いを聞いた。
年1回は来和
──和歌山はよくいらっしゃるんですか?
「仕事、プライベートを含め、年に1回は来ています。初めて訪れたのはチェッカーズ時代の1985年ごろ。白浜のアドベンチャーワールドでのコンサートですね。シャチが泳ぐ水槽の上に組まれたステージで歌ったのを覚えています。関西のお客さんはみなさん優しくてあったかい人が多い。古くから応援してくれている人とお互い同じように年を重ねているのはうれしいし、僕も西日本の生まれだからか、親近感があります」
──和歌山と言えば何をイメージしますか?
「ラーメンですね。出身が福岡なので豚骨が好きなんですが、それに近い感じがして。以前、都内に好きな和歌山ラーメンの店があり、よく通っていました。あとはやっぱり白浜の海かな。初めて見た時、海水の透明度に驚きました」
往年のヒット曲も
──今回のコンサートは普段の公演とはひと味違うそうですね。
「バイオリンが2人、ギター、ベース、ピアノ、パーカッション、サックス、チェロ、ビオラ、そして僕の10人で演奏するコンサートです。そこにエンターテインメント性を高めるため、一人芝居を加えました」
──どんな内容ですか?
「ツアータイトルでもある『青いレーベル』のレコードがキーです。だれの物で、どんな曲が入っているか分からない1枚のレコードに針を落とし、流れてくる音楽に耳を傾け、過去と現在、そして未来へつないでいく物語です」
──演奏する楽曲は?
「チェッカーズ時代やソロ活動以降の曲、またクラシックの名曲に日本語の詞を当てた曲です。ストーリー性があり、映画を見ているような感覚になると思います」
──最後に和歌山のファンへメッセージを。
「これからも毎年来たいくらい和歌山が大好きです。3年前にも十音楽団のツアーはやっていて今回が2回目。あまり同じことはやらないけれど、反響がよく、僕自身も楽しめました。音楽と芝居、両方をぜひ体感してほしいですね」
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藤井フミヤコンサート「十音楽団〜青いレーベル」
3月12日㊏午後4時、和歌山県文大ホール。8800円。チケットぴあ、eプラスほかで販売。サウンドクリエーター(06・6357・4400)。
(ニュース和歌山/2022年2月12日更新)