ダイハツ大浦店 認知機能訓練機導入
交通事故防止につなげようと、和歌山市湊の和歌山ダイハツ販売大浦店が1月28日、運転時の認知機能や運転技術をゲーム感覚で診断し、トレーニングできるシミュレーターを導入した(写真)。
画面に映し出される市街地を走行しながら、ハンドルやアクセル、ブレーキ操作を行うと、コンピューターが運転脳年齢や技能を診断。結果が点数として現れることで、運転技術や注意力を客観的に知ることができる。
診断は3つ。「危険運転予測」は死角から飛び出す歩行者や、突然右折してきた対向車、西日による視界不良など様々な危険を回避する。「記憶力診断」は町中に様々な色の豚が現れ、最後に何色の豚だったかを答える。「運転適性検査」は、表示される赤、青、黄の標識に合わせ、アクセル操作の反応時間や正確さを測る。登録しておけば前回と比較でき、技能や注意力の向上、低下がひと目で分かる。
同社営業本部の城内良太課長代理は「和歌山は車がないと不便なため、高齢になっても免許返納をためらう傾向が強い。このシミュレーターでの結果を見て、まだ運転しても大丈夫だと安心してもらえる材料になれば」と願う。
無料で、だれでも受けられる。詳細は同店(073・428・1190)。
(ニュース和歌山/2022年2月12日更新)