初イベント「クラフトマン」
建築業を中心に、衣食住の職人が一堂に会し、仕事の魅力を発信するイベント「クラフトマン」が10月8日㊏~10日㊊、海南市日方のココ跡地で初めて開かれる。主催するクラフトマン・クルーの村田隼介代表(38)は「職人自身が自分たちの仕事の〝粋〟を伝え、未来へつないでいこうと企画しました。〝粋〟には息づかい、そして生き様との思いを重ねています」と話す。
外構工事に携わって17年の村田さんは、3年前に自らの会社を立ち上げた。「外構以外も含め、建築業界は職人不足で、加えて高齢化が進んでいる。若い世代に仕事の楽しさを発信できないか」。仲間たちと今回の催しを企画した。
中心はコンテナハウスの製作風景を見てもらうライブパフォーマンス。8日と9日の2日間で、大工はじめ、左官、塗装、電気、植栽などのプロが2台を造る。1台は海南の地場産業、漆器作りの技を生かしたアートボードと竹で内装し、もう1台はスプレーアートを施す。
住だけでなく、衣と食の職人について知ってもらうため、8日は午後2時から、美容師やアパレル店員によるヘア&ファッションショー。9日は4時半から、料理人がハンバーグとエビフライで対決する。このほか、壁塗り、Tシャツの藍染め、パン作り、ラテアートのワークショップを実施。地元飲食店のブースも並ぶ。
午前10時(8日は11時)~午後5時(9日は8時)。コンテナ製作の費用を集めるため、クラウドファンディングを10月7日まで実施。詳細はインスタグラム「crafts____man」。
(ニュース和歌山/2022年10月1日更新)