市が貸し出し開始
夜間の和歌山城天守閣を音楽会や展示会などに貸し出す制度を和歌山市が始めた。和歌山城整備企画課の柳雄介さんは「お城の雰囲気を特別な空間として観光やにぎわいを生む催しに使ってもらい、愛される天守閣に」と話す。
これまで貸し出しはしていなかった天守閣。市民から「いろんな形で城を活用したい」と要望を受け、閉館後の5時半~8時半に、催し会場として利用できるようにした。
この取り組みを活用した初の企画として、23日に結婚式が開かれた。ライトアップされた中庭で花嫁行列(写真)をした後、大天守で人前結婚式を行った。新婦の篠原千菜美さんは「幼いころからよく来ていたお城で式ができてうれしい」とにっこり。企画したキヨラ和歌山の植野千惠子さんは「お城で結婚式をしたい人を世界中から集め、和歌山の良さを発信したい」と声を弾ませた。
3時間1万7000円の基本料金に加え、参加者の天守閣入場料に相当する料金などが必要。審査あり。詳細は「史跡和歌山城」HP。
(ニュース和歌山/2023年1月28日更新)