電子楽器の全国大会「ローランド・ミュージックフェスティバル」決勝戦が2月18日と19日、オンラインで開催され、和歌山市の音楽教室ヤスムラビクトロンに通う小、中学生が電子ドラムの3部門で金賞を獲得した。
城東中1年の安村帆夏さん(写真右)は、中高生・一般部門で優勝し、小学3年生からの連覇記録を更新。演奏したのはメタルバンド、ジューダスプリーストの『ペインキラー』。「優勝はうれしいけど〝今回も勝ててよかった〟とホッとした。叩けるリズムのパターンをもっと増やし、いろんな楽器とセッションしたい」と、さらなる向上心を見せる。
楠見東小2年の佐野愛日(あいか)さん(同中央)は、低学年の部に出場。ロックバンド、バンプオブチキンの『スーベニア』で、昨年に続き1位になった。「毎日朝晩30分ずつ、本番前は1日100回同じ曲を練習しました。夢は世界一のドラマーになること」と目を輝かせる。
西和中3年の川口新太さん(同左)はロックバンド、キングクリムゾンの『21世紀のスキッツォイド・マン』で、フリーパフォーマンス部門を制した。「リズムのとり方が難しかったけど、サビで盛り上がる展開が気持ちいい。いつかバンドを組んで演奏してみたい」と笑顔を見せる。講師の前山貴彦さんは「3人とも毎日地道に練習し、それがしっかり演奏にも反映している。それぞれの目標に向かってさらに腕を磨いてほしい」と期待している。
(ニュース和歌山/2023年3月25日更新)