紀の川市荒見の新竜門橋南詰交差点と、橋本市の橋本高野橋を結ぶ、紀の川フルーツラインが４月１日に全線開通。これを記念し６月25日㊐、紀の川サイクリングクラブが「ピンクリボンサイクリング」を開く。

　１９９５年に着手し、今回は最終区間の荒見～紀の川市北涌までの６・４㌔が完成。全長24・４㌔で、自転車だと片道２時間かかる。終点まで信号はなく、区間のほとんどが京奈和自動車道より高い位置にあるため、紀ノ川や町並みを見下ろしながらサイクリングできる。

舗装された新しい道から紀の川市を見下ろせる

　同イベントは２０１０年、華岡青洲生誕２５０年記念行事として開催し、今年で12回目。多い時は３２０人が自転車で各地を走り、東京や愛知、徳島など遠方から参加する人も。

　今回は、紀の川フルーツラインが通る市町を自転車で巡り、グルメを楽しんだり、町を散策したりする。粉河ふるさとセンターの本部には、電動スポーツバイクの試乗や健康チェックコーナー、フルーツサンドのキッチンカーが並ぶ。また、紀の川市の愛宕池公園や青洲の里で抽選会もある。

 

紀の川南側を走るフルーツライン

　同クラブの井口和彦事務局長は「自転車を使った観光と健康促進を目的としています。紀ノ川を見下ろす、まさに〝天空ロード〟と呼べる道をひたすら走るもよし、町に出ておいしいスイーツを食べるもよしと、楽しみ方は人それぞれ。紀北の町をたん能してほしい」と話している。

　希望者は10日㊏までにスポーツエントリーＨＰのピンクリボンサイクリング応募フォームから申し込む。３６００円。雨天時は７月16日㊐に延期。詳細は同クラブＨＰ、またはフェイスブック。

（ニュース和歌山／2023年6月3日更新）