和工図書部 小児がん知るきっかけに
小児がんの研究費や、がん患者にかつらをプレゼントするためにレモネードを販売し、利益を学会などに寄付するアメリカ発祥のレモネードスタンド活動。和歌山市西浜の和歌山工業高校図書部約20人が、10月26日、27日に開かれた文化祭で同活動を行った。
生徒や教員から集めた書籍を販売し、コロナ対策や被災地へ本を届ける運動に役立ててきた。今年は書籍だけでなく、レモネードの販売を提案。作り方を調べている時、レモネードスタンドプロジェクトを知り、「自分たちも力になりたい」と、国内で取り仕切るレモネードスタンド・ジャパンに申し込んだ。
同団体のレモン液と殺菌作用があるマヌカハニーに加え、「さらにおいしくしたい」とレモン果実と砂糖を煮込んだ。水や湯で割り、甘酸っぱいさわやかな味わいにすると、2日間で187杯を売り上げた。必要経費を引いた3万9434円を同団体へ送る予定で、3年の早田はるなさんは「小児がんを知るきっかけとなり、少しでも研究に生かしてもらえれば」と期待をかけている。
(ニュース和歌山/2023年11月11日更新)