海南市や紀美野町がロケ地の映画を主に上映する「きみの海南映画祭」が1月21日㊐から初めて開かれる。ノビノスや市民交流センター、きみの自然体験館など9カ所で、長編、短編計約30本を予定。祭準備委の東山直美会長は「映画を楽しみつつ両地域を巡ってほしい」と呼びかけている。
東山さんは2015年、市内で撮影された『ISHICHI(イシチ)』にエキストラで出演。『見栄を張る』『ひとつぼっち』では撮影に帯同し、食事スタッフとしてサポートした。
映画ができるまでの道のりを知ったことで、「単なる観客の一人でしたが、見方が変わった」と振り返る。「見慣れた景色をスクリーンで鑑賞して、さらに魅力を感じ、地元愛を育んでもらいたい」と映画の素晴らしさを伝えていく考えだ。
オープニングは21日午後6時から、『ランニングフォーエバー』を海南商工会議所で上映。和歌山を舞台に森田健作が原作、総指揮した作品で、当時の関係者によるトークも楽しめる。
また、2月25日㊐までの期間中、準備委製作の第1回記念映画をはじめ、懐かしの映像を披露。19日㊊~25日は黒江tettoteで、両地域にあった映画館や写真、映像の資料展も実施する。
スケジュールやチケットは、きみの海南映画祭HPで。長編1作または短編3作1000円、全作3000円。中高生は半額、小学生以下無料。なお、映画祭に先立ち、きょう1月6日からスタンプラリーを行う。
(ニュース和歌山/2024年1月6日更新)