1月27日㊏に東京のよみうりホールで行われる「ヤマハエレクトーンフェスティバル ソロ演奏部門グランドファイナル小学生高学年部門」に、宮小学校(和歌山市秋月)6年の佐藤柚月さん=写真=が出場する。昨年10月に開かれたセミファイナルでは、出場者46人中唯1人、自作曲を演奏し、全国大会出場権を手にする13人に入った。

 4歳から音楽教室に通い、現在は週2回の個人レッスンと、週1回のグループレッスン。家では平日2時間半、休日4~5時間練習する。

 オリジナル曲『ピアノ協奏曲へ短調 月の海』は、自分の名前から連想した。「月の中に波の模様があるイメージ。速くて激しいけど、どこか冷たくて、悲しげな雰囲気の曲です」と説明。指導する神尾美弥さんは、「普段から努力家ですが、スイッチが入るといつにも増して演奏のキレが良くなります」と感心する。

 大きいステージの上で演奏していると楽しくなるそうで、佐藤さんは「グランドファイナルに行くのが1年間の目標でした。自分らしい演奏ができるよう頑張ります」と意気込んでいる。

(ニュース和歌山/2024年1月13日更新)