有功中生 深圳の中学生と共演
音楽を通じて交流深めたい──。中国の深圳中学龍崗初級中学のオーケストラ部20人が1月22日、和歌山市六十谷の有功中学校を訪問。吹奏楽部と演奏を披露し合い、最後に合奏(写真)して友好を深めた。
この日は一緒に昼食を食べ、午後の授業でドッジボールなどを体験してから、音楽室へ。ヴァイオリンやチェロを中心とする龍崗初級中生が『パイレーツ・オブ・カリビアン』『アベンジャーズ』を奏でると、有功中生が『オトナブルー』を振り付きで披露。また、『宇宙戦艦ヤマト』では藤範登志美校長らが歌で盛り上げた。
また、合奏に入る前には、龍崗初級中のユーフォニウム奏者を音の近いチューバの近くに座らせようと、「ユーフォー、ユーフォー」と呼びかけるなど和やかな雰囲気を漂わせた。演奏したのは、中国側が初めて楽譜を見た『初心LOVE』。15分ほど練習した後、1度目は手探り状態だったが、少しテンポアップした2度目は、うまく息を合わせていった。
李伊菲(リー・イーフェイ)さんは「みんな楽器が上手すぎ。引っ張ってもらいました」と感心。一方、亀井紗幸さんは「弦楽器と演奏するのは初めてで不思議な感じでした」、葊﨑悠さんは「一緒の音を吹いている時、一緒のことができていると思いました」。
また、指揮の陳了(チン・リョ)さんは「日本の皆さんは音楽を楽しんでいました」と話すと、藤井美桜さんは「他の学校の人と演奏して、国が違っても音楽は共通と実感しました」とほほ笑んでいた。
(ニュース和歌山/2024年2月3日更新)