那賀高1年 岩出小で先生に
英語を単語だけでなく文章として話せるようになってもらおうと、岩出市高塚の那賀高校国際科1年生38人が2月28日、同市清水の岩出小学校4年生に出前授業を行った。コミュニケーションを重視したクイズやゲームを自分たちで考え、昨秋から準備してきた。
この日は高校生3~5人と児童2~5人のグループに分かれ、食べ物の絵と英名を書いたカードを使い会話を始めた。回答の例文を見せながら、生徒が「What do you have?(何を持っていますか)」と質問すると、カードを持った児童がぎこちなく、「I have lemons(私はレモンを持っています)」と回答(写真)。すかさず生徒が「Good job(よくやった)」と親指を立てた。
緊張した様子だった児童も、次第に大きな声で答えられるようになり、自信をのぞかせた。カルタ取りやすごろくなどで盛り上がり、最後は「See you next time(また会いましょう)」と声をかけ合った。
同高の荒木理紗子さんは「楽しく学んでもらえるよう笑顔を心がけました。練習通りスムーズにできました」とほっとした表情を浮かべていた。
(ニュース和歌山/2024年3月30日更新)