移住推進へ 市職員ら共作
和歌山市への移住を推進しようと、市移住定住戦略課がユーチューブでオリジナル曲『Wakayama City Life』の動画を3月から公開している。都会暮らしに疲れた若者が、ふらっと訪れた和歌山に心癒やされるストーリーで、シティポップ調に仕上げた。同課の小林健太班長は「行政が作る〝ちょっとお堅い〟イメージとは違うものになった。曲をきっかけに『和歌山市って面白いことやってるな』と思ってもらえたら」と話している。
市は昨年2月、ユーチューブチャンネル「ワカヤマシティライフ」を開設。市内のショウガやニンニクの栽培地、また、市施設や和歌山城の案内動画、クイズを配信している。
曲作りは地域おこし協力隊の冨田愛純(えすみ)さんの発案で、昨年12月にスタート。同課や城整備企画課、国際交流課などの5人が、県外の人に向けて和歌山の魅力を伝えようと、まずテーマを設定し、歌詞の内容を話し合った。さらに、和歌山の魅力を伝えられる場所を撮影し、4ヵ月かけて動画を仕上げた。冨田さんは「課を超えた5人が意見を出し合い、メロディは音楽の編集経験がある知人に依頼。耳馴染みが良く爽やかに仕上がりましたので、和歌山に興味がある人にアピールできる」と期待を寄せている。
写真=動画を撮影した冨田さん(左)と、出演した移住定住戦略課の森島大介さん
(ニュース和歌山/2024年4月13日更新)