観光客増加に期待

 子どもたちに人気の「ポケットモンスター」。そのキャラクターをデザインしたマンホールのフタ「ポケふた」が4月5日、和歌山市役所前に設置された。市観光課は「ふたの向こうに和歌山城を望める場所に設置できました。和歌山の魅力に触れるきっかけになる」と期待を寄せている。

 ポケふたは、株式会社ポケモンが2018年に鹿児島の指宿に設置して以来、全国の自治体に寄贈を続け、和歌山は34県目。デザインは全て異なり、全国に330枚以上がある。

触って絵の形を楽しむ子どもたち

 和歌山市のふたには、虎やライオンがモチーフで何でも透視できる力を持つ「レントラー」と、歌姫と呼ばれる「アシレーヌ」の2体が描かれている。虎が「虎伏城」を、歌姫が和歌山の「歌」をイメージさせ、市にふさわしいふたとなった。

 また、ポケふた周辺はポケモンGOのポケストップとしてゲーム上の地図に登場。同課は「ポケストップを訪れると、地図に表示されます。それを求めて旅行する人が大勢いますので、和歌山城や紀三井寺、和歌浦、加太など観光名所を巡ってほしい」と考えている。

 なお、県内では、高野町、白浜町、串本町、那智勝浦町の4町にも設置された。

(ニュース和歌山/2024年4月27日更新)