高台の自動車学校へ

 災害の恐ろしさを知ってもらおうと、毎月防災訓練を行う海南市井田のくるみ保育園。5月15日に津波からの避難を想定し、0~5歳の園児132人が約1㌔離れた高台にあるドライビング・スクールかいなんへ逃げこんだ。

 地震を知らせる放送が流れると、子どもたちは頭を守り、揺れがおさまるのを待って園庭に集合し、海南警察署員の案内で小走りに避難。1歳児は、職員が引く誘導ロープを握りしめ、列になって移動した(写真)。

 自動車学校では、年長児25人が交通安全教室に参加。正しい横断歩道の渡り方を実践し、車の死角や危険性を学んだ。

 上野喜代子園長は、「誘導ロープに慣れてもらうため、散歩の時にも使うようにしています」と話していた。

(ニュース和歌山/2024年6月8日更新)